「声など出したことがない。」

あんなに、いつも声が出てしまうのに…。

それも無意識に。
自らを偽って生きていて、自らでさえも、自我を見失いがちな貴方。

虚勢をはって、偽りの姿で、日常を戦い、生きている。
わたくしの前でのみ、素直な、ナチュラルな貴方となれるのでしょう。

ナチュラルな貴方は、ただただ愛しい素直な存在。


そんな貴方は、声を出していた事も、記憶から忘却するほど、わたくしとのＳＭで陶酔する。

すっかり全てさらけ出し、解放して…終わって、声のかれるくらい喘いでいたのに気がつくの。


あんなに沢山、たくさん喘いでいたのに。

そんな事も忘れてしまうくらい、陶酔できるなんて、幸せかもしれないね。

それだけ、貴方の心の深淵まで、入り込めているのでしょうか。

むしろ、貴方の心が、わたくしによって、素直になっている。なっていく。

そうして重たい重たい鉄の扉で覆われた、心の奥深く隠れている扉を開くと云うのかしらね。

そんな深淵を解放する貴方は、重たい心を背負う。
重たい重たい、心。

脳なのか、精神なのか、重たい何かが、わたくしとのＳＭによって開かれ、取り除かれてまた仕事が頑張れるのだと云う。
憑き物でも吹き飛ばされるかのようにって。笑


重たいものも真珠様が、笑い飛ばしているのでしょう。

怖い顔して疲れていた貴方も、笑って帰る。
顔色まで良くなって、別人のように。


弱い貴方を、全てを見ているのは、わたくしだけ。

鳴きたいときも、泣いてしまうときも、真珠様の前では、弱い貴方で良いのだよ。

いつも変わらぬナチュラルな、真珠様なのだから。
見ていてあげるよ。

また、いつでもおいでね。